祈りの布の神秘性
- fufu2016
- 7月4日
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雅楽で使われる”鼉太鼓””火炎太鼓”を取り囲んでいるカタチ(鏡板)、更紗模様の”Semen”(スメン)にそっくり。
鏡板とスメンの形の共通点と象徴性
| 要素 | 鏡板(日本) | スメン(ジャワ) |
| 形状 |
楕円形や円形が多く、太鼓の背後に設置される
| 楕円形や葉のような形状が多く、布地に繰り返し描かれる |
| 象徴性 |
神聖な空間の象徴、神と人をつなぐ“鏡”の役割
| 生命力、繁栄、宇宙の秩序を象徴する伝統的モチーフ |
| 用途 |
神楽や儀式、舞台装飾など
| 王族や儀式用の衣装、精神的な意味を持つ装飾 |
共通する精神性と宇宙観
両者に共通しているのは
「目に見えない世界とつながるための象徴」という点です。
- 鏡板は、神楽や神事において、
神の依代(よりしろ)としての役割を果たし、神聖な空間を可視化します。
- スメンは、植物や宇宙の秩序を表すモチーフとして、**自然と人間、神聖と日常をつなぐ**役割を担います。
つまり、どちらも “境界を超えるための装飾”
であり、**祈りや精神性を視覚化する装置**とも言えるのです。
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